『変な家』は、引っ越し前に読めば、間取りについて真剣に見るようになること間違いなし。
変な家は、いろんな変な間取りを紹介している本ではなくストーリーのある小説。僕は小説とは知らずに手に取ったけど、読み始めたら一気に読みしてしまうぐらい『変な家』の世界観に引き込まれた。
築浅で程度のいい中古物件への引っ越しを検討している人は、変な本を読んでおくことで間取りの見方がかわるので読んでおきたい1冊。
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変な家は間取りの違和感の謎を解いていく小説
変な家は、引っ越しを検討している友人の相談からストーリーが始まる。
「すごくいい物件なのになにかおかしい」条件がいいのに、契約するのをためらってしまう。引っ越し経験のある人なら、立地条件などが気に入っても決めかねた物件があるはず。
条件はいいのに、どこか違和感のある家の原因を調べていくストーリーは、ぶっ飛んでいる展開もあるもののまさかと思わせるリアリティがある。
\読みだしたら止まらない/
変な家を読みたくなる3つの理由
- 読みやすい
- 間取りに興味をもつことができる
- 背筋が凍る人の怖さと優しさを知ることができる
変な家をおすすめする理由は3つ。
さらっと読めるので、読書好きじゃなくても一気読みができる。普段あまり気にしていない間取りについて考えるきっかけにもなる本。
読みやすい
読書好き以外でも一気に読んでしまうだけのストーリーを読みやすい文章で展開してくれている。
冒頭である程度、話の方向性は理解できる。推理小説を読むように、結末を予想しながら読み進めるのがおすすめだ。ちょっと『ありえない』ような強引な展開が実際にありえると思えたときに背筋が凍る。
文章表現が上手な作品なので、サラッと読めるのに読み終えたあとも変な家のイメージが頭の中に強く残った。
間取りに興味をもつことができる
変な家を読むと、間取りが気になること間違いなし。
読み終えたあと、自分の家の間取りが変じゃないか気になるはずだ。引っ越す予定があるなら、引っ越し前に変な家を読んでおくのがおすすめ。
間取りへの意識が高まることで、建売なら「なぜこの間取りにしているのか」、あるいは、中古物件なら、以前住んでいた人が「なぜこの間取りで建てたのか」気になるようになる。
とくに、中古物件に引っ越しを考えている人は間取りについて考えるきっかけになるので、ぜひ読んでほしい。
背筋が凍る人の怖さと優しさを知ることができる
人間の怖さや優しさをうまく描いている作品。
変な家は、人の心の裏側を描かずに想像させてくれる。ホラー作品とは違う人間の怖さ、あるいは、本来持っている人間の優しさをうまく表現している。
なにより、『変な家』は作品を通じて答えを示すのではなく、ヒントを示す作品として仕上がっている。変な家を通じて、読者に考えさせるきっかけを作る作品なのだ。
変な家を読んでほしい人
- 読書が苦手だけど本を読みたい人
- 条件のいい中古物件を探している人
- 人の心について知りたい人
\読みだしたら止まらない/
変な家のまとめ
変な家は、読書が苦手な人でも思わず一気読みしてしまう読みやすさがある。
慣習や自分たちの常識について考えさせられる本でもある。間取りの違和感から始まるストーリーは、作品として「間取り」に興味をもつきっかけを作っている。
今まで、家の間取りに興味がなかったとしても、変な家を読み終えるころには間取りに興味をもつことになる。内容が内容なだけに文章の力で変な家の世界感に引き込んだライティングテクニックにも脱帽だ。
変な家は1年で17刷の大ヒット作品
『変な家』は、めちゃくちゃ売れている作品。
初版発行から1年ちょっと。僕が手に取った時点でなんと第17刷。めちゃくちゃ売れている。
売れているからいい作品と言いたいわけではなく、売れている文章の読みやすさと世界観に引き込む力を『変な本』を通じてぜひ体感してみてほしい。
本屋さんでは売り切れになっているので、行く前に在庫確認するかアマゾンで注文するのがおすすめだ。
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