Microsoftの検索エンジンBingに新しい機能「Bing AI」が追加された。
Bing AIは、人工知能を活用して「仕事を効率化するツール」として注目を集めている。Windowsのパソコンを使っているなら、ExcelやWordなどと連携できるコパイロット(copilot)とともに、今後のビジネスシーンに大きな影響を与えそうだ。
今回は、Microsoftのチャット型AI「Bing AI」の始め方と使い方について紹介するよ
Bing AIの使い方:起動方法
Bing AIの使い方はシンプルだ。
Edgeを開いて、Bingのアイコンをクリックするだけ。Bingチャットに聞きたいことを質問すれば、AIが回答してくれる。
AIチャットで有名なChatGPTとの違いは、エラーになりにくいことと応答が速いこと。
「Microsoft EdgeやBingは使えない」のは過去の話になりつつある。Microsoftの新AIサービスから、Microsoftの本気を感じることができた。
Bing AIの表示方法
- 全画面表示
- 右サイドバー表示
Bing AIは、全画面表示と右サイドバー表示の2つの画面表示方法がある。
全画面表示
全画面表示にするには、検索窓の右にある「Bingアイコン」をクリックする。
右サイドバー表示
右サイドバー表示にするには、右上にある「Bingアイコン」をクリックする。
右サイドバー表示の一番のメリットは、左側のウェブサイトと右側のBing AIをうまく連携させることで作業効率を上げることができること。
例えば、右サイドバーのBing AIで作成した文章を、左側のブログ作成画面にペーストすることができる。
Bing AIの使い方:質問・指示の仕方
- 会話のスタイルを選択する
- 「何でも聞いてください…」に質問や指示を入力する
Bing AIの使い方は、非常にシンプルだが奥が深い。
Bing AIを使うときは、会話のスタイルを選んで、質問や指示を入力するだけでBing AIとチャット画面でやり取りをしながら文章を記述してもらうことができるのだ。
会話のスタイルの選択方法
会話のスタイルを選ぶ。
「より創造的に」「よりバランスよく」「より精密に」の3つの中から選ぶことができる。
質問や指示の入力方法
Bing AIを使うときは、「何でも聞いてください…」に質問や指示を入力してEnterキーを押すだけ。
検索エンジンのように使うこともできるし、指示をすることで文章や関数などを書いてもらうこともできる。
Bing AIのメリットとデメリット
- Bing AIのメリット
- Bing AIのデメリット
Bing AIは、文章を書くだけでなく、関数などのコードを自動的に生成する機能が便利だ。
Bing AIは、数十億行のオープンソースコードから学習した次世代のOpenAIモデルで稼働している。さまざまな言語やフレームワークに対応しており、日本語に対応しているのもありがたい。
Bing AIのメリットとデメリットについて確認しておこう。
Bing AIのメリット
- AIの記述速度が速い
- コードの生成機能が便利
- 新しい発見がある
Bing AIのメリットは、「AIの記述速度が速い」「コードやプログラミング補助機能が便利」「新しい発見がある」ことの3つ。
AIの記述速度が速い
Bing AIは、質問や指示をした内容に対して回答を記述する速度が速い。
実験的に使っているときに、待ち時間が少ないことはストレスなく使えるのでありがたい。Bing AIは、過去のデータだけでなく最新データも含めた情報をもとに記述してくれる上に、情報源についても記してくれる。
チャットAI機能として使うときに、「応答スピード」と「手間を減らす」サポートは強みだ。
コードの生成機能が便利
Bing AIは、エクセルの関数やプログラミングのサポート機能が充実している。
Bing AIは、あなたが書いたコードや質問に対し最適な答えを提案してくれる。
例えば、エクセルの関数がわからないとき、コパイロット(copilot)にどういう計算をしてほしいかを伝えて、セル1つに結果を表示するコードを指定すれば対応してくれるのだ。
プログラミングの無駄な記述やバグやエラーが出ていることに対し、Bing AIは最適な提案をしてくれる。
新しい発見がある
Bing AIは、あなたが想像もしていなかった答えを用意することがある。
例えば、ブログの記事の見出しを検討しているとき、思わぬ視点から見出しを提案してくれる。あるいは、コードを生成するときに、機能やデザインを改善するようなコードを提案してくれる。
Bing AIは、つねに新しいことを学習し吸収しながら日々進化しているので、使うたびに新しい情報や提案を用意してくれるのだ。
Bing AIのデメリット
- ニュアンスを正確に理解しないことがある
- セキュリティへの注意点
Bing AIは、あなたの指示通りに文書やデータなどを自動的に作成・整理してくれる。
チャット型のAIは、仕事の効率化や品質向上に役立つと期待されているが、現段階ではデメリットも存在する。デメリットを使用する前に確認しておこう。
ニュアンスを正確に理解しないことがある
Bing AIは、ユーザーの意図やニュアンスを正確に理解できないことがある。
例えば、プレゼン資料を作成を指示したときに、あなたが伝えたいメッセージやターゲットに合わない内容や画像が挿入されることがある。
Bing AIはネット上から情報を探索しているので、参照するデータや情報が古くなっていることもあるので注意が必要だ。
Bing AIが作成した資料は必ず自分で確認・修正する必要があると覚えておこう 。
セキュリティへの注意点
Bing AIは、あなたの個人情報や機密情報を完璧に保護してくれるわけではない。
例えば、あなたの過去の文書やデータを学習して新しい資料を作成する。過去の文書やデータからあなたの個人情報や機密情報がMicrosoft社や第三者に漏洩する可能性があることには注意をしておこう。
あなたの個人情報を「なんでも聞いてください…」に入力するのは避けておく方が無難だ。
【まとめ】Bing AIの使い方
Bing AIの使い方はシンプルで、エラーの少ないAIなので初心者から使いやすいのが魅力だ。
AI、AIと言われている時代に、ここまで誰でも使えるようにしたところがMicrosoftのすごさ。ウェブ版のBing AIと、office365に搭載されるcopilotで、仕事のスタンダードが変わる。
今からAIを使い始めておくことで、あなたは今までと別次元の仕事ができるようになる。
例えば、ライティング、プログラミングなどの仕事は今まで通りのやり方では通用しなくなる。関数を知っているだけでは武器とは言えなくなる。これからは、AIがベースを作り、あなたが確認し仕上げをすることが当たり前になってくる。
ビジネスシーンで浸透する前に、一度触っておくことで最新の機能を体験しておこう。
Bing AIの使い方
- Edgeを開く
- Bingマークをクリック(検索窓の右かページ右上)
- 質問や指示を入力する
Bing AIのメリット
- AIの記述速度が速い
- コードの生成機能が便利
- 新しい発見がある
Bing AIを使う前の注意点
- ニュアンスを正確に理解できない
- セキュリティの問題