AKレーシングの椅子は、プレミアムシリーズ、ハイエンド・スタンダードモデル、エントリーモデル、ティーンエイジャー向けまで幅広く取り扱っているけど、エントリーモデルでも1脚4万円台。
オフィスチェアは2万円も出せば、たくさん販売されているので、4万円以上する椅子がいるのかと考えてしまう。僕は、2万円前後のオフィスチェアも使っていたので、別のメーカー(GT Racing)の2万円~3万円のゲーミングチェアとすごく迷った。
結局決めきれなかったので、店舗に足を運んでAKレーシングのゲーミングチェアのPremium、Pro-X V2、Nitro V2、Wolfシリーズに座った上で、「Pro-X V2」と「Overture」シリーズを買った。
AKレーシングの椅子はどれも高い。イメージだとグレードが上がるごとに約3,000円~5,000円高くなるイメージ。グレードの違いをわかりやすくするための比較表も作ったので参考にしてみてほしい。
AKレーシングの椅子を徹底比較
オフィス Premium | ハイエンド Pro-X V2 | スタンダード Overture | スタンダード Nitro V2 | エントリー Wolf | |
デザイン | 〇 | 〇 | 〇 | △ | △ |
座り心地 | ◎ | ◎座面が厚い | 〇 | 〇 | 〇 |
機能性 | 〇 | 〇 | △ | △ | △ |
材質(外側) | PUレザー | PUレザー | PUレザー | PUレザー | ファブリック(布) |
材質(内側) | 高反発 ウレタン フォーム | 高反発 ウレタン フォーム | 高反発 ウレタン フォーム | 高反発 ウレタン フォーム | 高反発 ウレタン フォーム |
価格 | × 約70,000円 | △ 約58,000円 | △ 約51,000円 | 〇 約48,000円 | 〇 約45,000円 |
組み立てやすさ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
耐久性 | ◎ | ◎ | 〇 | ◎ | △ |
満足感 | 〇 | ◎ | 〇 | 〇 | 〇 |
おすすめランク | 5 | 1 | 2 | 4 | 3 |
Amazonの在庫 | Premium | Pro-X V2 | Overture | Nitro V2 | Wolf |
AKレーシングの椅子の主要モデル5種の比較表を作成した。
その他のモデルでは、イタリアンレザーを使ったPremium Monarcaという本革の最上位モデル(約160,000円)や小柄な人向けのPinon(約45,000円)、ワンピースモデルや本田翼モデルなどの限定モデルもあるが、今回は比較対象から外した。
5つのモデルのうち、最終的に僕が買ったのは、Pro-X V2を1脚とOvertureを3脚。もっとも長時間座るスタジオの椅子にPro-X V2を使用している。
デザイン
スタンダード上位モデルOvertureとハイエンドモデルPro-X V2はグレードのロゴが入る高級仕様。
背もたれ部のデザインは、エントリーモデル、スタンダードモデル、ハイエンドモデル、Puremiumで違うので、見た目も含めて好みのデザインを選ぼう。
Overtureはカラーバリエーションが多いので、カラフルなゲーミングチェアを探している人におすすめだ。
座り心地
座り心地については、価格が高いものが座り心地がいいので、座り心地重視なら予算の中で一番高い椅子を買うのがおすすめ。
唯一の例外が、スタンダードモデルのNitro V2よりもエントリーモデルWolfのほうが座り心地がいいこと。Nitro V2を買うか迷っていて座り心地を重視するならOvertureかWolfを選ぼう。
もちろん、Pro-X V2やPremiumは座り心地が圧倒的なので予算があるなら、Pro-X V2がおすすめだ。
機能性
他メーカーに比べ、サウンドスピーカーやオットマンフットレストが別売りなど、付加機能が少ないのがAKレーシングの椅子だ。
椅子の座り心地に徹底的にこだわっているので、サウンドスピーカー付きなどの機能性重視ならGTレーシングを調べるのがおすすめだ。
アームレストは、ハイエンドモデルPro-X V2とPremiumシリーズのみ4Dで動かすことができる。
材質
エントリーモデルのWolfのみファブリック(布製)を採用。Nitro V2以上のモデルは、ポリウレタン製レザーを採用している。
V2モデルの、Pro-X V2とNitro V2は高耐久レザーにアップグレードされているので、寿命重視ならV2モデルを買うのがおすすめ。
価格
価格は、Premium>Pro-X V2>Overture>Nitro V2>Wolf。
お得感があるのは、座り心地を大きく改善しているPro-X V2とOverture。スタンダードモデルで比較した場合、Nitro V2とOvertureでは、圧倒的にOvertureの座り心地がいい。
そして、OvertureとハイエンドモデルのPro-X V2を比較すれば、座った瞬間に違いに気づくほどの座り心地の差がある。
組み立てやすさ
組み立てやすさは、どのモデルも同じ。
他メーカーの椅子に比べしっかりとしている印象があり、ゆっくり組み立てても40分ぐらいで組み立てることができる。
Premiumのみ有償にはなるが組み立て済みモデルが販売されている。お金がかかってもいいから自分で作りたくない人は、Premiumの組み立て済みモデルを検討しよう。
耐久性
椅子の耐久性を重視するなら、Pro-X V2とNitro V2がおすすめ。
V2モデルは、厳しい試験に耐えた高耐久レザーを採用している。とくに、Pro-X V2は座面のクッションも厚いのも魅力だ。
満足感
コストバランスを考えるとPro-X V2。
スタンダードモデルやエントリーモデルに比べて価格は高いけど、価格差以上の性能差を体感できるのが魅力だ。
逆に、Premiumシリーズまでいくと、座り心地が増すが価格差ほどの性能差を感じないため、満足感なら、Pro-X V2と言える。
椅子の色にこだわる場合は、Overtureはカラーバリエーションが多いので、あなたのインテリアに合う椅子が見つかるはず。
AKレーシングの椅子おすすめランキング(コストバランス)
- ハイエンドゲーミングチェア・Pro-X V2
- スタンダードゲーミングチェアOverture
- エントリーゲーミングチェアWolf
- スタンダードゲーミングチェアNitro V2
- オフィスチェアPremium
AKレーシングの椅子のモデル5種のおすすめランキングを紹介する。
1位と2位で紹介するからには、Pro-X V2を1脚、Overtureを3脚買った。もし、決めきれないならPro-X V2を買っておけば間違いない。
1位:ハイエンドゲーミングチェア・Pro-X V2
AKレーシングで一番おすすめの椅子は、ハイエンドゲーミングチェア「AKレーシングゲーミングチェアPro-X V2」だ。
ゲーミングチェアとしては最高峰の仕上がりになっている。座面のクッション性は、他のゲーミングチェアとは完全に別物で、長時間座っても疲れにくいのが魅力だ。
スタンダードゲーミングチェアの上級モデル「Overture」と比較しても、椅子本来の性能は大きな差があると感じた。
いい椅子を探しているなら、Pro-X V2で決まりだ。
Pro-X V2がおすすめの人
- 身長が高い人
- ふくよかな人
- 記事を書くブロガーやライター
- 動画編集をする人
- 絵や音楽などのクリエイティブな仕事をする人
長時間作業の多いあなた向けのPro-X V2。
もちろん、プロゲーマー並みにゲームをする人にもおすすめだ。
2位:スタンダードゲーミングチェアOverture
ランキング2位は、スタンダードゲーミングチェアの上位モデル「AKレーシングゲーミングチェアOverture」。
全モデルの中でも、カラーバリエーションが多く好みの色が見つかるはず。
Overtureは、一般的なゲーミングチェアの1.2倍もの高い密度を誇る高反発モールドウレタンフォームを採用している。さらに座面が広めなので、ゆったりと座ることができるのが魅力だ。
Overtureがおすすめの人
- 好きな色の椅子に座りたい人
- 一日に何回も椅子を使う人
- 在宅勤務をしている人
- 腰痛になりにくい椅子を探している人
ちょっといい椅子に座りたい人にぴったりのOverture。
Overtureのモデルから座面にロゴが入り、高級感がある仕様に仕上がっている。
3位:エントリーゲーミングチェアWolf
ランキング3位は、エントリーゲーミングチェア「AKレーシングゲーミングチェアWolf」。
ファブリック(布)製の椅子のため、寿命や汚れが心配ではあるものの、座り心地だけならスタンダードモデルのNitro V2よりも上だ。
はじめてのゲーミングチェアで座り心地重視なら、Wolfを買っておくのもひとつだ。
Wolfがおすすめの人
- 座り心地を重視する人
- ちょっとでも安く買いたい人
- はじめてゲーミングチェアを買う人
一番印象的だったのは、エントリーモデル「Wolf」はスタンダードモデル「Nitro V2」よりも座り心地がよかったこと。
ただし、寿命を考えると、同じ座り心地を実現しているOvertureを選びたい。たとえば、週末しか使わないなど、使用頻度が少ないならWolfは価格が安いのでおすすめ。
4位:スタンダードゲーミングチェアNitro V2
AKレーシングで一番有名で売れているのが、AKレーシングゲーミングチェアNitro V2。
高耐久のPUレザーを採用しているV2モデルは、寿命が気になるヘビーユーザーにおすすめだ。座面は少し硬い印象があるものの、他メーカーの上位モデルに相当する仕上がりなのはさすがAKレーシング。
Nitro V2がおすすめの人
- 長く使いたい人
- 長時間PC作業をする人
- 失敗したくない人
Nitro V2は、性能と価格のバランスがとれた椅子。長く使いたいけど、できるだけ安くていいものがほしい欲張りな人向け。
5位:オフィスチェアPremium
ランキング5位は、AKレーシングオフィスチェアPremium。
実際に座ってみると、ゲーミングチェアのハイエンドモデルよりも座り心地がいいと感じた。高級感もあるので、間違いなく性能でのランキングなら1位になる。
でも、OvertureとPro-X V2ほどの性能差がないことと、オフィスチェアなので色が黒やシルバーなどシックなものしかないので、ちょっと割高感がある。
Premiumがおすすめの人
- 40代以上でインテリアをシックにしたい人
- 高くてもいいものがほしい人
- 自分で椅子を組み立てたくない人
僕のような派手好きには合わないけど、シックなデザインの高級チェアを探しているなら、Premiumシリーズがおすすめ。
Premiumシリーズは、有償ではあるものの組み立て済みモデルが発売されているので、どうしても自分で椅子を組み立てたくない人はPremiumシリーズを買うのもひとつ。
【まとめ】AKレーシングの椅子徹底比較ランキング
オフィス Premium | ハイエンド Pro-X V2 | スタンダード Overture | スタンダード Nitro V2 | エントリー Wolf | |
デザイン | 〇 | 〇 | 〇 | △ | △ |
座り心地 | ◎ | ◎ | 〇 | 〇 | 〇 |
機能性 | 〇 | 〇 | △ | △ | △ |
材質(外側) | PUレザー | PUレザー | PUレザー | PUレザー | ファブリック(布) |
材質(内側) | ー | ー | 高反発 ウレタン フォーム | ウレタン フォーム | ウレタン フォーム |
価格 | × 約70,000円 | △ 約58,000円 | △ 約51,000円 | 〇 約48,000円 | 〇 約45,000円 |
組み立てやすさ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
寿命 | ◎ | ◎ | 〇 | ◎ | △ |
満足感 | 〇 | ◎ | 〇 | 〇 | 〇 |
総合ランク | 5 | 1 | 2 | 4 | 3 |
Amazonの在庫 | Premium | Pro-X V2 | Overture | Nitro V2 | Wolf |
AKレーシングの椅子は、プロゲーマー仕様のイメージが強いが、自宅で仕事をするときのオフィスチェアとしても最適。
とくに、長時間座る動画編集作業やブログを書く作業をするときに、おしりや腰が痛くなりにくいのはありがたい。
今回、僕は、Pro-X V2とOvertureを買ったけど、買ってみたらPro-X V2がやはり圧倒的にいいと感じた。身長・体重ともに体格がいいならPro-X V2を買っておこう。
<AKレーシングの個別レビュー記事>
Pro-X V2の椅子はこちら>>AKレーシングゲーミングチェアPro-X V2
Overtureの椅子はこちら>>AKレーシングゲーミングチェアOverture