SNSストーカーはネット上で付きまとう行為が大半だが、エスカレートしてくると、誹謗中傷、個人情報の公開、住所を特定して付きまとうなどの行為に発展してくるので注意が必要だ。
SNSストーカーの対策をしっかりしておくことで安全にSNSを運用するようにしよう。
SNSストーカーとはSNSでつきまといをすること
SNSストーカーとはSNSでつきまとい行為をすることを指す。
被害はSNSだけではなく、ブログやメールなどに発展し、最終的には押しかけなどのストーカー行為に発展することもあるので注意が必要だ。早めの対策をしておくことが重要だ。
ストーカーとの違い
ストーカーは、無言電話や待ち伏せなど、実際につきまとい行為をすること。
SNSストーカーは、SNS(ネット)上でのつきまとい行為になるので、性別や年齢にかかわらず誰でもSNSストーカーの被害にあうことがある。
体格のいい若い男性だから大丈夫というのはSNSストーカーには通用しないのだ。
SNSストーカーの5段階レベルを確認しよう
SNSストーカーは、SNS上での好意(つきまとい)から誹謗中傷や個人情報の特定などの嫌がらせをしてくるのが特徴。まずは、SNSのストーカーレベルを確認しておこう。
SNSストーカー5段階レベル
- レベル1:好意を押し付けしつこく言い寄ってくる
- レベル2:誹謗中傷を書き込み始める
- レベル3:写真の背景や位置情報などから個人情報を特定してくる
- レベル4:個人情報を拡散
- レベル5:実際につきまとい行為を始める(ストーカーになる)
SNSストーカーがやっかいなのは、本人は好意でしていること(自分が正義)と思い込んでエスカレートしてくることだ。
レベル1の段階で対処をしておかないとエスカレートしてくるので、しっかりと対策をしておくこと。
SNSストーカーレベル2以上になってくると、なりすましによる嫌がらせ行為や周囲の人に嫌がらせをする行為に発展することもあるので、しっかりと対策をしておこう。
SNSストーカーにつきまとわれないための5つの対策
SNSストーカーには段階がある。
基本的にはSNS上のつきまとい行為から始まるので、つきまとい行為をされた段階で対策をしておくことが重要だ。
SNSストーカーレベルごとの被害にあわないための事前対策を書いておくので参考にしてみてほしい。
SNSストーカーレベルが2になったら2の対策をするのではなく、最初から対策しておくことでSNSストーカーにつきまとわれたときの被害を最小限に抑えることができるので、今からしっかりと対策しておこう。
対策1:曖昧な態度を取らない
SNSストーカーは想像をふくらませて好意を一方的に押し付けてくるのが特徴だ。
曖昧な態度を取らないことを意識しよう。一方的な好意の押し付けは迷惑行為だ。SNSルールにも反しているので、嫌なら嫌だと早い段階で態度で示す勇気を持つことが重要だ。
男女問わず、自己顕示欲が強い構ってちゃんはSNSストーカーになりやすい体質なので警戒しておこう。
対策2:SNSから離れる
好意が憎悪に変わると誹謗中傷の書き込みを始めるSNSストーカーが多い。
きっかけは、他のSNSユーザーとのやり取りへの嫉妬や自分に対する態度が気に入らないなどのSNSストーカーの自分本位な理由で好意が憎悪にかわるのだ。
SNSストーカーレベル1の段階ではっきりと興味がない態度を示すことが重要だ。個人情報が出されているわけでなく個人が特定されないのであればSNSから離れてみるのが一番の対策になる。
SNSの誹謗中傷について詳しく知りたい方はこちら
対策3:投稿する写真・動画の背景に気を遣い位置情報をオフ
公開する写真や動画に場所や個人が特定できる映り込みがないか確認してから投稿しよう。
スマートフォンで撮影した写真をそのまま投稿することには注意が必要だ。位置情報をしっかりと消した状態で投稿しないと、SNSストーカーに場所を特定されることになりかねないのでしっかりと対策しておこう。
位置情報をオンにして投稿するなどはSNSストーカーの思うつぼだ。ありのままの行動をリアルタイムで投稿して行動パターンを読まれないように気をつけること。
例えば、リアルタイムで旅行中の投稿をしてしまうと、SNSストーカーだけでなく泥棒などの被害にあうこともあるので注意しよう。
対策4:個人情報をむやみに公開しない
SNSをするのに必要のない個人情報を公開するのは控えること。
ストーカーに知られてもいい情報だけを公開するようにしよう。個人情報を拡散されてしまうと半永久的に個人情報がネット上に残る。
SNSストーカーはあなた以外にも危害を加える可能性があると考えておこう。家族や友人、職場の人たちにまで被害が及ぶことのないようしっかりと対策しておくことが重要だ。
対策5:警察に通報
実際に押しかけやつきまとい行為が始まると身の危険を感じるレベルだ。
場所を特定されてしまった後にできることは警察や弁護士に話をすることしかない。レベル5にならないよう、SNSのプロフィールの記載内容や公開範囲、投稿内容には細心の注意を払っておこう。