厚生労働省の公式ウェブサイトや各種動画などで、正しい手洗いの手順を目にする機会は多くあります。
しかし、日々の仕事や移動で忙しいビジネスパーソンの場合、「毎回1分近くかけて、ていねいに手順通りに手を洗う」ことを継続するのは簡単なことではありません。
多くの人は、ハンドソープをつけてササっと数秒で済ませてしまっているのが現実ではないでしょうか。
今回は、限られた時間の中でも効果的に汚れやウイルスを落とす「手洗いのポイント」と、無理なく習慣化するための「ていねいに手を洗う3つのタイミング」をご紹介します。
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押さえておきたい手洗いの基本手順と6つのポイント

食品工場や医療現場などで働く人を除き、日々の生活で完璧な手洗いを毎回徹底するのはハードルが高いものです。
しかし、汚れや菌・ウイルスが溜まりやすい部位(手の甲、指先・爪の間、指の間、親指の付け根、手首)の洗い方さえ押さえておけば、短時間でも手洗いの質は大幅に向上します。
手の洗い方の手順
- 水で手を軽く流す
- ハンドソープ(泡)を手の平にのせる
- 手の平をすり合わせて洗う
- 手の甲を伸ばすように洗う
- 指先と爪の間を洗う
- 指の間(側面や付け根)を交差させて洗う
- 親指と親指の付け根をねじり洗いする
- 手首までしっかり泡を広げて洗う
- 泡が残らないよう洗い流す
- 清潔なタオルやペーパータオルでしっかりと水分を拭き取る
とくに意識して手を洗いたいポイントをいくつかピックアップします。
ポイント1|手の平はしっかり泡立てて包み洗う

手の平を洗う際は、ゴシゴシこするのではなく、しっかりと泡を立てて泡のクッションで包み込むように洗うのがコツです。
ポイント2|洗い忘れがちな「手の甲」

手の平ばかりに気を取られ、意外と忘れられがちなのが手の甲です。手の平で泡立てた泡をそのまま手の甲へ伸ばし、全体に泡が行き渡るよう意識しましょう。
ポイント3|汚れが溜まりやすい「指先と爪の間」

爪の間には細かい汚れや菌が溜まりやすくなっています。
反対側の手の平に対して爪を立てるようにし、泡を使って優しくこすり洗いをしましょう。強くこすりすぎると皮膚を傷つけて手荒れの原因になるため、泡の力で洗うイメージが大切です。
ポイント4|急いでいるときこそ「指の間」

急いで手洗いを済ませようとすると見落としがちなのが指の間です。指をすれ違わせるように交差させ、側面や指の付け根までしっかりと泡を届かせましょう。
ポイント5|利き手ほど残りやすい「親指の付け根」

親指の付け根や内側は、普通に手をすり合わせるだけでは泡が届きにくい箇所です。
反対の手で親指を握り、ねじるようにぐるぐると洗う習慣をつけましょう。とくに、利き手は洗い残しが多くなるため注意が必要です。
ポイント6|手首まで泡を広げる

手首や手首のしわ・凹凸がある部分は汚れが溜まりやすい場所です。水で湿らせる段階から手首まで濡らしておき、最後は手首を握るようにしてしっかり洗いましょう。
手の洗い方のコツ
きれい好きな人ほど強力に手をこすり合わせがちですが、肌を傷めずに効果的に洗うコツは「泡立ちを意識すること」です。
水で流す前に、自分の手にしっかりと泡が立っているかを確認してみましょう。
もし1回目で泡立ちが悪い場合は、手表面の油分や汚れが多いサインです。一度サッと流してから、もう一度少量のソープで「2度洗い」をすると驚くほどきれいに泡立ち、汚れが落ちやすくなります。
また、手洗い後の「乾燥・拭き取り」が重要です。
濡れたまま放置すると雑菌が繁殖しやすくなるため、清潔なハンカチやペーパータオルで指の間までしっかり水分を拭き取る習慣を身につけましょう。
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忙しいビジネスパーソンが手洗いを徹底する3つのタイミング

「毎回1分近くかけて洗う」のは現実的ではなく、手荒れの原因にもなりかねません。
だからこそ、1日の中で「ここだけは絶対に手順通りていねいに洗う」という重要タイミングを3つ設定し、メリハリをつけて手洗いを実践するのが長続きのコツです。
目的地(オフィス・自宅)に到着したとき
電車やバスのつり革、ドアノブ、シェアオフィスの備品など、不特定多数の人が触れる場所に触れた直後は手洗い必須のタイミングです。
オフィスに出社した際や、外出先から帰宅した直後は、室内であちこち触ってしまう前にまず手洗い場へ向かい、手順通りのしっかり手洗いを実践しましょう。
トイレに行ったとき
トイレの利用後も時間をかけて丁寧に手を洗うべきタイミングです。
なお、トイレ内でスマートフォンを操作する習慣がある方は注意が必要です。手だけを綺麗に洗っても、汚れたスマホを触ってしまうと意味が薄れてしまいます。トイレ内ではスマホを取り出さない意識を持ちましょう。
食事の前
手が直接口元や食べ物に近づく食事前は、感染予防や衛生面において最重要のタイミングです。
「お箸やフォークを使うから手は汚れない」と考えず、パンやナプキンを触る機会、器を持つ機会を考慮し、食事前は必ず石鹸を使った手洗いを行いましょう。ビジネスでの会食などでも、食事前の手洗いは相手に安心感を与えるマナーとして大切です。
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まとめ|メリハリのある手洗いを日常の習慣にする
すべての手洗いを完璧に行おうとすると負担になりますが、「目的地への到着時」「トイレ後」「食事前」の3つのタイミングに絞って、ていねいな手洗いを徹底するだけでも衛生的です。
自分の生活リズムに合わせてメリハリをつけ、健康的で衛生的な毎日を送りましょう。
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